BROMPTON(ブロンプトン)を軽量化するためのパーツ改造カスタム例を紹介
今、ブロンプトンに装着しているアルミ素材のチェーンホイールとクランク。全部で421グラムと、そんなに重くはありませんが軽量化のため肉抜き加工することにしました。肉抜き加工とは素材に穴を開けて軽くする手法のことで自転車の世界では昭和の時代よりポピュラーだった軽量化カスタムです。
ブロンプトンチェーンホイールの肉抜き改造カスタム
チエーンホイール単体では84グラム。
まずはポンチで印付け。
ドリルで穴あけ。
穴あけ完了、10グラム近く軽量化。
ブロンプトンチェーンホイールの肉抜き改造カスタム完成
美しく肉抜き加工することができました。
ブロンプトンクランクの肉抜き改造カスタム
続いてクランク。左右で328グラム。
ドリルで穴あけ。意外と硬く、ドリルビットが3本折れてしまいました。ネットで買ったアマxンの安いやつは折れてダメでしたがホームセンターで吟味して買った日本製のは過酷な穴あけにびくともしませんでした。
300グラムを切りました。
ブロンプトンクランクの肉抜き改造カスタム完成
421グラムだったのが381.9グラムと40グラムもの減量化に成功。テーパータイプの極軽量チタン製ボトムブランケットと合わせてなんと500グラムちょい。リーズナブルな部品と肉抜き加工でこの軽さを実現しました。
ブロンプトンクランクのアルマイト剥がし
次にアルマイト加工メッキを剥がします。アルマイトは本来ならアルムーバなどの専用溶剤で剥がしますが、パイプクリーナーなどの塩素系のクリーナーでも剥がせます。値段は10分の1位で済みます。写真は昔何も知識のない頃に買った専用溶剤。
アルマイトは剥がした後は全体に黒ずみます。これもスマット除去のスマトリンなどの溶剤を使いますが、サンポールでも代用できます。値段も同じく10分の1位で済みます。
アルマイト剥がし〜スマット除去が完了したパーツ類。他のクランクなどまとめて剥がしました。
なぜアルマイトを剥がすか?それはアルミ素材本来のポリッシュした時の輝きが美しいと思えるからです。通常、アルミニウムは素材のまま水に濡れたりすると表面が腐食しますが、私の場合は雨晒しにはしませんし、定期的に超微粒子の、日本刀や和包丁の鏡面仕上げ用に使われる研磨剤で磨きますので常にピカピカです。
アルマイトを剥がしたクランクは軽くヤスリで地肌を磨きサンダーや歯科技工用のルーターなどを駆使しポリッシュ、バフかけ。
ブロンプトンクランクの美しい肉抜き改造カスタム完成
ブロンプトン軽量化かつ美しさにこだわる
仕上がったブロンプトン。フレームやステム類など主要パーツやネジ類は全てチタン、ホイールはカーボン、チューブはTUBOLITO(チューボリート)の超軽量タイプでノーマルの半分程度の車重。
ブロンプトン外装ギア調整中
外装の場合テンショナーを含めて微妙な調整が必要なため組み込みテスト中です。
ブロンプトンアウターケーブルはボーン式に限る
ケーブル類はアルミ製ノコンタイプの粒々の軽いパーツ。畳んだ時の配線が美しくなるように調整。
BROMPTON(ブロンプトン)改造カスタム暫定完成
一旦完成。5kg台の魔改造とまではいきませんが6kg程度の重量で外装3速仕様。まだ軽くできるパーツの余力を残したまま今後はカーボンパーツなどもインストールしていきます。ポリシーとして「美しく、軽く、畳んだ時と運転している時のストレスがない」ブロンプトンを目指しています。軽くて畳みやすいブロンプトンは輪行に楽なのです。
SPEC
フレーム:チタン
ハンドル:チタンショートカット
ヘッドポスト:チタン
ヘッドセット:アルミ
フロントハブ:アルミ
リアハブ:アルミ
BB:チタン
クランク:アルミ肉抜き
チェーンリング:アルミ肉抜き
リアディレーラー:樹脂製
レバー:アルミ肉抜き
ブレーキ:アルミ肉抜き
ブレーキケーブル:ステンレステフロン仕上げ
ブレーキアウターケーブル:ボーン式アルミ素材
シフトケーブル:ステンレステフロン仕上げ
シフトアウターケーブル:ボーン式アルミ素材
シフトレバー:スターメーアーチャーアルミ
タイヤ:SCHWALBE KOJAK 16×1 32 – 349
リム:カーボン
チューブ:TUBOLITO
輪行タイヤ:ローラーブレード用
タイヤベアリング:9規格
サドル:カーボン
シートポスト:チタン
サドルクランプ:チタン
ペダル:取り外し可/金具含む:アルミ
総重量:ノーマルの半分