「中央線コーヒーフェスティバル 2023」に出店しました。イベントに出るのはコロナ前の2019年以来ですから4-5年ぶりです。コーヒーフェスティバルは4月の22日(土)と23日(日)の二日間、中央線「東小金井駅」高架下での開催でした。
今年のフェスティバルでは、中央線沿線のコーヒー店が一堂に会し、多種多様なコーヒーが楽しめるイベントとなりました。私たちの出店も、こだわりの豆やこだわりの抽出方法を使った、美味しいコーヒーを提供できました。本日は、私たちの出店について詳しくお伝えしたいと思います。
中央線コーヒーフェスティバルとは
嗜好品の極みであるコーヒーにこだわった、コーヒーショップやコーヒースタンド、コーヒーロースタリーが多く集まる、JR中央線沿線。「中央線コーヒーフェスティバル」は、中央線沿線と中央線に想いを馳せるこだわり出店者のコーヒーへの情熱を感じ様々な味わいに出会える飲み比べのフェスティバルです。2018年3月に第1回を開催以降、毎回ご来場者数も増えている中央線を代表する人気イベントとして7回目を迎えます。今回は中央線沿線の特徴のあるコーヒーショップと共に、コーヒー文化を知る機会の一つとして沖縄よりコーヒー農園も出店。日本産珈琲生産者さんとお話できる機会も提供いたします。個性豊かなコーヒーとともに、優雅な春のひとときをお楽しみください。
珈琲豆とブースの準備
これまで、コーヒーフェスティバルに出た時はブースの飾り付けやガスコンロなどのアウトドアグッヅに徹底してこだわっていました。今回も立体的に見える折りたたみ棚や1日中灯しても大丈夫な充電式調光吊り電球5灯のほか、ガスボンベ3連供給システムで1日中沸かしてもガスが途切れないコンロと、風防付きコンロの2台体制、大型ヤカン、ケトル3台でドリップ、風除け対策、そして二人のスタッフにフォローしてもらい強力な布陣で臨み、珈琲ポップなども完璧にデザインしました。
豆はタミルタデッセアロベリーを始め5種類の個性豊かなラインナップ、絶対他店では出ないであろう豆です。ちなみに一押しアロベリーは珈琲界のオオタニとも云えるエチオピア2021COE優勝豆と同一ロットです。
珈琲POPはSCAフレーバーホイールをベースにレーダーチャートカテゴリーを同一化、ChatGPTでテキスト生成しています。
超絶ベリー、上品なフローラル、禁断のワイン漬け、極上フレーバーなどのアイキャッチや、エチオピア全域地図、自作のオルソネーサル、レトロネーサルの人体解剖学的珈琲フレーバーポスターも準備。これらは世界最先端珈琲センサリー化学より引用学習編集した資料でザグリ珈琲唯一のものです。
この日のために色を剥がして磨き上げたハリオサーバー。元々は黒でした。
こちらは平成初期から30年以上愛用している珈琲ケトル。IHがない時代だったのに使えるという優れもの。温度計も装着して現役です。ケトルも喜んでます。
ザグリ珈琲イベントメンバー
ザグリ珈琲ブースでは、めぐみのおうちレストランさんとMOVE E-BIKEブランドのゆうさんが応援に入り3人体制で臨みました。女性バリスタ育成プログラムの一環でもあります。お湯とコーヒーが途切れることなくオペレーション。
常に絶やさないコーヒードリップ
伝家の宝刀「秘技両手ドリップ」。若い頃から利き手ではない方の手で珈琲をドリップしていたのと店をやる今では毎朝同時に5カップのテイスティングドリップを両手で淹れているためスムーズにコントロールできるようになっています。QグレーダーのバリスタエプロンとCOE公式カッピングスプーンと80年代ヴィンテージアディダスジャージのユニフォーム。タカヒロ雫の自作温度計仕様。
1サーバー550ccステンレス魔法瓶を2つと、めぐみさん担当のタミルタデッセアロベリー専用700ccガラスサーバーで常に暖かい珈琲を複数キープしました。最大1800ccものコーヒーを絶やさずストックし冷める前にお客様へ提供するオペレーションです。以前のイベントでは保温機器を使ったりキャンプ用グッズ類のトライ&エラーをした結果この方式がベスト。そして今回はどうせ出るならバッケンレコード(後にも先にも抜けないコースレコード)を獲るのが3人の同一目標。事前ミーティングシミュレーションでゲーム感覚、終始行列の絶えない状態を作り出すことに成功しました。
コーヒーチケット獲得成績
休む間もなく珈琲をドリップし続けた結果ステッカーシート100枚貼りを11枚という大記録達成です。以前は半分の半分もいかなかったのでリベンジを果たしたことになります。飲み比べチケットは5枚綴り1200円。ザグリ珈琲が獲得したチケットシールは全部で1012枚。集計管理者に渡したところダントツのトップとのこと。
会場の写真を撮る余裕はほとんどありませんでした。これは開場前ののんびりした様子。真ん中に写っているのはザグリ珈琲スタッフのゆうさん。元、某飲料メーカーのイベントのプロらしく素晴らしいオペレーションでした。
阿佐ヶ谷マップby ChatGPT AI
そして、自主制作の阿佐ヶ谷マップを配布する目的もありました。阿佐ヶ谷大好きなめぐみさんの素敵なイラストで中央線の中心駅である阿佐ヶ谷にお客さんが沢山来てもらいたいのがコンセプト。
阿佐ヶ谷の個人店を紹介したA5リーフレット、上質紙55kgで3,000枚印刷しました。私はグラフィックデザイナーでもありますのでこうした印刷物のデザインはお手のもの。手描きマップはめぐみさんのタブレットイラストで阿佐ヶ谷マップが作りたいとのことでしたので速攻具現化です。時間がない中での製作でしたので限定してめぐみさんのイチオシ店舗に絞りました。フォントはザグリ珈琲オリジナルのカナモジカイベースの文字です。大正時代に原型が設計された文字を継承し自己流にアレンジしたフォントですので100年前のデザインとなります。インスタQRコードを貼り、インスタのレインボーカラーデザイン、そして阿佐ヶ谷を紹介する文章やキャッチコピーは全てChatGPTのAIで生成しています。ゆるく見えますが実はAIが考えたという最先端デザインなのです。
イベントが終わり掲載店へ配布しました。このチラシはβ版パイロット版であり今後は拡大してマップ化、広告枠で手頃な価格でスポンサーを募り有料化していく計画です。目的は個人店を応援してくださる良質なお客様の回遊化と街の活性化、インスタグラムのフォロワー数アップ化など。このマップは5年ほど前に計画していたのですがコロナになってしまいできていませんでした。デザイナーとしてのスキルを活かしこれから本格的に始動します。
中央線コーヒーフェスティバルスタンプラリー
JRの中央線コーヒーフェスティバルではイベント終了後スタンプラリーを開催し、まちめぐりで参加した個人店を応援してくれる取り組みです。コロナで元気が無くなってしまった世の中ですがこんな素敵な活動で少しでも商店街の賑わいが戻って欲しいですね。
名刺交換をさせていただいた主催企業の方々、準備とあとかたずけをしてくださったスタッフさん、株式会社JR中央線コミュニティデザインさん、散歩の達人や旅の手帖などを出版している株式会社交通新聞社さん、ライターの加藤さん、信藤さん、カメラマンさんありがとうございました!
「中央線が好きだ」サイトでも取材紹介してくださいました!ありがとうございます!
【1日目】中央線コーヒーフェスティバルでこだわりのコーヒーを堪能する ~奥深いコーヒーの世界にハマる至福の時間~