2024年06月20日 19:05最新の情報です

アジアのコーヒー豆

アジアのコーヒー豆

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写真引用:MOUNTAIN MOVER
アジア地域では独自の特徴を持つコーヒーが栽培されています。以下に、アジアのコーヒー豆に関する主なポイントを簡潔にまとめます。

  1. 特徴的な風味プロファイル: アジアのコーヒー豆は、その風味プロファイルの独自性で知られています。一般的には、フルーティーで芳醇な味わいが特徴であり、独特の香りや酸味を楽しむことができます。アジアのコーヒーは、しばしばエキゾチックで独特な風味を持つと評価されています。
  2. インドネシアのコーヒー: インドネシアは、アジアで最も有名なコーヒー生産国の一つです。エチオピアに次いでコーヒーの栽培を始めた国でもあります。スラウェシ島はアラビカ種の栽培がほとんどですがスマトラとジャワ島はロブスタの占める割合が多く、スムースで濃厚な味わいと弱い酸味が特徴です。
  3. ベトナムのコーヒー: ベトナムは、世界最大のコーヒー生産国の一つですがロブスタが95%を占めます。ベトナムのコーヒーは、一般的にはロブスタで、独特の豊かなコクと強い苦味が特徴ですが一部良質なアラビカ種も生産されています。
  4. その他のアジアのコーヒー: インドやタイ、フィリピン、東ティモール、台湾、オーストラリアなど、他のアジアの国々でもコーヒー生産が行われています。日本でも極少量ですが沖縄と小笠原で作られております。それぞれ、風味や品質に焦点を当てた生産が行われており、個々の国の風土や栽培方法によって異なる特徴を持つコーヒーが生み出されています。
  5. 持続可能な生産への取り組み: アジアの一部のコーヒー生産者は、持続可能な農業プラクティスや社会的責任を重視しています。生産者は、環境への配慮や労働条件の改善、フェアトレードの実践などを通じて、持続可能なコーヒー産業の発展に貢献しています。

アジアのコーヒー豆は、その独自の風味プロファイルと特徴的な栽培方法により、コーヒー愛好家の間で評価されています。これらの特徴は、アジアのコーヒーを他の地域と差別化しています。

次の図は2022年度における世界のコーヒー豆生産量のアジア地域のランキングです。黒丸の数字がコーヒー全体、緑がアラビカ種、赤がロブスタ種です。
アジアのコーヒー産出国
ベトナムは世界第2位ですが95%がロブスタ種です。ザグリ珈琲ではベトナム産のファインロブスタWashed/Honeyと数少ないアラビカ種を焙煎しています。THA-1というエチオピア原種とベトナムカティモールのベトナム研究品種も扱います。フィリピンは世界でも珍しくアラビカ、ロブスタ、エクセルサ、リベリカの4種類を生産しておりオークションロットファインロブスタを扱います。中国は2022年のアラビカ生産量ではインドを抜いて9位にランクインしました。特に雲南省が有名ですが海南省、福建省でも作られております。雲南付近をグーグルアースで確認すると新しい珈琲農園が観察できます。ザグリ珈琲で取り扱いがあるのは雲南省産で2023ニュークロップとして、カティモール種トリプルアナエロビックファーメンテーションです。

モンレン
MENGLIAN(モンレン)地区の珈琲農園/写真引用:MOUNTAIN MOVER

ザグリ珈琲で扱いのある2024年夏のアジアのコーヒー豆リスト

アジア・オセアニア

  1. フィリピンファインロブスタH
  2. ベトナムファインロブスタ H
  3. ベトナムファインロブスタ W
  4. インドアラビカSL-795 W
  5. 雲南省プーアル地区カティモールダブルアナエロビックファーメンテーション
  6. インドネシア マンデリン ミトラG1 スマトラ式
  7. インドネシア WIB-1 ロブスタ
  8. インドネシア COE-3 アナエロビックナチュラル

プーアル地区の珈琲農園
PUER(プーアル)地区の珈琲農園/写真引用:MOUNTAIN MOVER
雲南省は中国の西南辺境に位置し、全国で最も少数民族が生活している省。プーアル茶で有名なプーアル地区もあり、蕎麦の原産地としても知られた場所です。南部にベトナム、ラオス、ミャンマーに接し、平均標高が約1500m-2200m前後、北西部にチベット自治区と接するため、平均標高が3000m-4000mの間に位置します。全体的に地形が複雑で、昼夜の温度差が大きく、気候も多様であるため、動植物相が全国最多で非常に豊富です。近年は珈琲栽培が盛んでグーグルアースでは新しくできたと思われる珈琲畑も確認できます。ほとんどがカティモール種の栽培で、精製に発酵を取り入れていますが、シーシャンバンナーやプーアルではジャマイカから導入されたティピカ種も栽培しています。ザグリ珈琲では雲南の珈琲栽培地域の複数の農園から良質な発酵豆を取り寄せ焙煎し、2023年秋〜24年冬現在はプーアル産のカティモール種トリプルアナエロビックファーメンテーションを扱います。雲南の豆は数年前から扱っていますが年ごとに風味が異なり、現在のニュークロップはやや浅煎り目でローストしています。ギーセンで焙煎した場合はシャープな酸味、富士で焙煎した場合はマイルドに、ローテーションで仕上げています。

雲南省

プーアル地区の珈琲農家
PUER(プーアル)地区の珈琲農家/写真引用:MOUNTAIN MOVER

雲南省のコーヒー栽培は主に怒江(サルウィン川)、瀾滄江(らんそうこう)、紅河(こうが)、金沙江(きんさこう)等の流域周辺、約800m-1800mの熱帯地域に分布されています。現在、雲南省でのコーヒー栽培面積は1500平米キロメートル前後、総生産量は15万トンから17万トン位。

保山(バオサン=BAOSHAN)精製発酵風景

yunnan baoshan
yunnan baoshan
yunnan baoshan
保山(バオサン=BAOSHAN)精製発酵風景/写真引用:MOUNTAIN MOVER

雲南省では1892年にフランス宣教師からコーヒー種を導入して以来、様々な地域に栽培され、現在最も栽培されている品種はカティモール(Catimor)系であり、中でも多様な改良品種や実験品種が存在しています。そのほか、ティピカ(Tipica)、イエローブルボン(Yellow Bourbon)、カトゥアイ(Catuai)も栽培されています。今後、多様なコーヒー品種を楽しむことが期待できます。

雲南の豆
云南

インドネシアの豆

インドネシア ミトラ G1 スマトラ式

『ミトラ G1』の原料は、良質なコーヒーの産地であるスマトラ島北部リントン・ニ・フタ、パランギナンの中でも、さらに厳選した農家を指定して買い付けをしています。また、流通、精選の面でもこだわりを持って作られています。
通常のマンデリンは産地エリアにてパーチメント脱殻まで精製されストックされますが、『ミトラ G1』は収穫農家でパルピングしたのち、パーチメントの状態で指定輸出業者まで搬送され、以降の工程は輸出業者の徹底した管理で順次速やかに仕上げられます。この一連の流れは毎年最良のシーズンを選んで計画され、「自然が育んだ良質な原料を人間の力で理想的に仕上げていく」という考え方のもと、シンプルかつ最短で進められています。ドライングテーブルを使用した乾燥工程、スクリーン選別の後、丁寧なハンドピックで仕上げています。トバ湖のほとりに降り注ぐ、溢れるような陽の光を存分に浴びて育った原料を、人の手で丁寧に選別して作り上げたこのコーヒーは、力強くも温かく優しい味がします。
マンデリンミトラ

生産地 スマトラ島北部 リントンニフタ、パランギナン
精製 スマトラ式
標高 1,400~1,500m
品種 ティピカ系
乾燥 天日乾燥
規格 G1

焙煎について〜低温で20分以上時間をかけてじっくりと糖化現象が最大限になるよう焙煎。とろーんと甘く仕上げています。ベリーダークロースト(極深煎り)なのに苦味は感じさせず丸く仕上げています。

インドネシア COE RANK:3 ジャワ ウェニンガリ フリンサエステート アナエロビックナチュラル

インドネシアの豆、浅煎りしています!

2022年に開催されたインドネシアCOEで、3位に輝いた商品。スコアは89.59点。インドネシアと言えば、スマトラ式のマンデリンやトラジャ、ガヨマウンテンなどが思い起こされますが、昨今では様々なプロセスのものが作られるようになりました。この商品はアナエロビック ナチュラルプロセスで、コーラやジンジャー、ミックススパイスのような印象に残るスパイシーさが特徴的です。少し梅ジャムのような塩味も感じられ、カッピング会では参加者の方々から、クラフトチョコレートのようなエキゾチックな甘さがある!という評価をいただきました。

生産地 インドネシア 西ジャワ州 バンドゥン
精製 アナエロビック ナチュラル
標高 1,300 – 1,400m
品種 シガララルタン 16%、S-795 50%、P-88 17%、ブルボン 17%
生産者 Yasmin Nabila Salsabila(ヤスミン・ナビラ・サルサビラ)さん
乾燥 アフリカンベッド
規格 G1
栽培・農薬の使用 シェードグロウン
この豆の生産されるウェニンガリ地域 フリンサ エステートについて

フリンサエステートは2010年に西ジャワ州ウェニンガリ地域のシンダンケルタで、コーヒーを扱い始めました。創業者のウィルダンは当初から品質に重点を置き、収穫後の処理工程には妥協を許しませんでした。インドネシアのほとんどの生産者はウェットハル(スマトラ式)の精製方法を採用していますが、ウィルダンはウォッシュドと、実験的な意味を込めてアナエロビックでの精製方法を採用しています。また設備の整った乾燥施設を数多く所有しており、収穫から格付け、選別、出荷まですべてを管理しています。フリンサエステートの 6 つの主要な栽培区画がこのウェニンガリ地域に広がっており、一部のコーヒーは近隣の選ばれた生産者から購入されており、この地域では名誉とされています。

焙煎について〜浅煎りに仕上げて発酵豆の特徴を最大限に引き出しています。ブラインドで飲んだらインドネシアの豆とは信じられないほど。

日本の豆

小規模ですが日本でも沖縄県や、奄美大島、徳之島、小笠原などの島嶼地域で珈琲豆を作っており、本州でも温室栽培による珈琲豆が作られています。2024年夏現在、ザグリ珈琲では九州産、奄美産コーヒーチェリーのアナエロビックファーメンテーション実験を行っており、Qグレーダーなど一部の専門家へ試験提供を予定しています。

日本産コーヒー豆の発酵実験

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