アフリカの豆
アフリカは世界的に有名なコーヒー豆の産地として知られておりエチオピアはコーヒー発祥の地とも言われています(イエメン説あり)。アラビカ種はエチオピア、ロブスタ種はウガンダ(コンゴ説あり)が原産と言われています。アラビカ種の語源はアラビア商人が広めたところから。またコーヒー(カーフェ)の語源はエチオピアのカッファ地方由来とも言われています。この地域は、その気候条件や土壌の多様性から、高品質なコーヒー豆の栽培に適しています。
photo by instagram/tamiru_tadesse.t
次の図は2022年度における世界のコーヒー豆生産量のアフリカ地域のランキングです。黒丸の数字がコーヒー全体、緑がアラビカ種、赤がロブスタ種です。
ザグリ珈琲で扱いのある中南米のコーヒー豆の2023年10月の最新リストです。
アフリカ
- ケニアAA :SL34,28
ザグリ珈琲で扱うエチオピア豆
- アリーチャG1(原生種)N
- ドメルソスペシャルプレパレーション(原生種)N
- ドメルソG1(原生種)W
- ドメルソマルチプルレイヤー(原生種)W
- ハロベリティ アナエロビックナチュラル
- タミルタデッセ W-2023年9月入港10月中旬入荷予定
- タミルタデッセ ALO Berry (Underscreen) N
- その他、エチオピアの高品質な農園各種
エチオピアの珈琲産地
エチオピアの珈琲産地について調べたのですが非常にわかりにくいものばかりだったのでイラストレーターで地図を起こしました。オロミア州、SNNPR(南部諸民族)州、ガンベラ州の3つの主要珈琲エリアにフォーカスした地図はRoast Magazine(2018年)がベースです。県境ラインが複雑でしたので単に色分けで簡略化し、主要湖はグーグルアースで調べてわかりやすくしました。エチオピアの産地で有名なイルガチェフェはオロミア州と南部諸民族州に属するゲデオゾーンの2つに分かれています。
エチオピアの珈琲豆産地地図(ZAGURI COFFEE製作)
2023年エチオピア豆のカッピングセッションに行ってきました。タミルタデッセのALO COFFEEを始めCOE WINNERのKARAMO COFFEEなど。
タミルタデッセのアロベリーとカラモコーヒーのモルケを同時にカッピングがとれるという超贅沢な体験。どちらも標高が高い畑の豆で小豆並みの小粒さで甲乙つけがたく。
持参したカッピングフォームに検体ごとに記入。
とりあえずタミルタデッセのアンダースクリーン21クロップを仕入れました。2回目です。今だにこれを超えるフレーバーの豆に出会ったことはなく群を抜いた超絶フレーバーは他に類を見ません。
ALOBERRYは高温短時間で焙煎↓。
– Story –
2021年のエチオピア カップ・オブ・エクセレンス(CoE=Cup of Excellence)において,74165のアナエロビック(Anaerobic)が90.6点を獲得し第1位,74158のナチュラル(Natural)が90.1点を獲得し第5位に入賞したタミル・タデッセ氏は,ALO COFFEE PLCのオーナーであり,エチオピアの優れた若いコーヒー生産者の一人です. 2022年,タミル氏はシダマ地域のベンサ アロ村にある17ヘクタールのコーヒー農園とウォッシングステーションを新設しました.
Located at elevation of above 2480m our main station in Alo looked beautiful with full beds and captivating surrounding during peak harvest period!-from instagram/tamiru_tadesse.t
さらに,特殊プロセス用のグリーンハウス(シェードのあるハウス)を建設し,ナチュラルコーヒードライミルを所有しました.2021/22年の収穫年に,限られた量の試験的なロットにも挑戦し,ハニープロセスやカスカラを使用した嫌気性発酵プロセスもリリースしました.他店では入手困難な,彼の特別なコーヒー豆をお届けできることを嬉しく思います.
– ALO Berry –
2021年から大変好評であるタミル氏の"ALO Berry(underscreen)"はタミル氏のロットに限らずグジあたりにも存在し、スクリーンサイズが小さいながらもインパクトの強いフレーバーなどから世界中で人気を集めています。
その中でもベンサという土地柄で育った特徴あるUnderscreenは、他とは違いベンサのアロ村という特殊な環境で育った豆にTamiru氏は「ALO Berry」という名前を付けました。
元々はこのコーヒーを COE 2021 エチオピアへの出品を考え応募しましたが、コーヒー豆のスクリーンサイズが規格外であると、主催者はこのコーヒー豆を拒否しました。 シダマのコーヒー農家のほとんどは、このような小さなサイズのコーヒー豆を販売することが困難でした。しかしタミル氏には、この豆を国際市場に紹介し販売する自信がありました。タミル氏は上記のストーリーと共にこの豆を私たちに紹介してくれました。サンプルテストの結果はとても素晴らしく、私たちはこのコーヒーの特徴を「Underscreen(アンダースクリーン)」という名称で2021年のジャパンマーケットに初めて紹介しました。
この豆を初めて目にするのほとんどの方は、このコーヒー豆をピーベリーコーヒーだと考えています。しかし、これらのコーヒーの種類にはいくつかの違いがあります。
コーヒーの特徴、収穫場所、個性、ピーベリーとの違いなどを調査し、タミル氏と共に「ALO Berry(アロベリー)」と名付けました。
DATA by Ethiopian Coffee House
Tamiru Tadesse↓。
Tamiru Tadesse ALO Berry(タミルタデッセ アロベリー) Under screen(アンダースクリーン)極小粒豆DATA
Producer: | ALO COFFEE PLC |
Region: | Sidama Bensa Alo |
Altitude: | 2380-2480m |
Variety: | 74165 |
Process: | Natural |
Grade: | 1 |
Cup note: | Raspberry, Strong aromatic intensity and high flavor complexity White Grape, Raspberry candy,peach, Flowery smooth and nicely long finished |
グーグルアースで見た農園付近↓。
エチオピアの他の農園の豆
photo by instagram/tamiru_tadesse.t