先日ブロンプトン外装7段変速化超軽量仕様で輪行の旅に行きまして、魔改造の威力で山道もスイスイ漕げました。心配されたクランクの肉抜き軽量化もヒルクライムで折れずに無事走れました。以前組んだブロンプトンはリア内装5速、フロント外装2速の計10速でしたが如何せん重いです。このブロンプトンレプリカはオールチタンなため6kg台と電車での移動も楽々でした。

ブロンプトン輪行
駅に着いて展開したブロンプトン

ブロンプトン輪行
のどかな田園風景、小川のせせらぎ。旅館の橋で記念撮影。

 

ブロンプトン輪行

唯一ネックだったのが畳んだ時のチェーンの弛み。一般的なロード用リアディレイラーではブロンプトンオリジナルのようにチェーンテンショナーがついていないためブロンプトンの一番の持ち味である畳む利便性が全く失われます。付いているディレイラーは三光舎プロキオンですので一般的ではありませんが、これより新しい時代のデュラエースなどになるとローギア側がパンタグラフ調整ネジを調整しても外れてしまう現象が起きましたので敢えて古い半世紀以上前のディレイラーを使用しています。正直行ってチェーン弛みのせいでたたみたくありませんが。。。

 

ブロンプトン外装7速

SHIMANOの分割できるタイプの11速スプロケットのハイスピード側11-12-13-14-15-17-19を使用しています。通常のブロンプトンは2速か3速でしょうから夢のような魔改造です。フロントは52Tです。ロースピード側は21Tに変えることも可能。急な登りの山道ではもっと軽いギアも欲しかったためフロント48T化でヒルクライム仕様も考えてます。リアスプロケットが11Tだと干渉してしまうかな。スプロケットを変えればたぶん8段変速化も可能。プロキオンの時は変則範囲が限られていましたが新しいディレイラーはあと一枚分は余裕がありそうです。変速レバーはスターメーアーチャーのを使っています。コンパクトで変速キャパシティも全く問題なし。

ブロンプトン外装7速化チェーンテンショナー付きリアディレイラー

ブロンプトン外装テンショナー付きRディレイラー
チェーンの弛みを解消するためブロンプトン外装7速化チェーンテンショナー付きリアディレイラーを装着しました。ディレイラー自体が300グラムもあるため軽量化は諦めましたがその分以上の快適化仕様です。

ブロンプトンリアディレイラー

この通り畳んでもチェーンが弛まない。先日の輪行では畳んだ時にチェーンに輪っかができてしまい手が油まみれで泣きたくなるくらいでしたので感動ものです。

ブロンプトン外装7速

ストレスフリーなほぼ完璧な超軽量ブロンプトンになりました。プーリーは巨大です。このプーリーとロングアーチ のおかげでブロンプトン多段化と折り畳みのコンパクト性を同時に叶えています。

2023.8月:追記

ブレーキとシフトアウターケーブル、リアスプロケットなどを変更しました。アウターケーブルは普通のを使うと結構重いため、アルミ製のノコンなどを昔から集めています。全てボーンタイプですが今回いくつか検討しました。

今まで使っていたアウターケーブル。メーカー忘れましたがよく海外の動画でモールトンダブルパイロンカスタム車両などで使われているのを見てゲット。しかし使ってみると、微妙にボーンのつなぎ目の部分の角度がまっすぐにならなかったり、ひかりすぎていてチタン素材フレームには似合わない気がしてきました。
アウターケーブル

そこでノコンのアルマイト剥がし。
アルマイト剥がし

バレル研磨機で何日もかけて磨き上げ。
バレル研磨機

いろんな研磨剤試しましたがポリッシュにはなりませんでした。しかしこれはこれでプラスチックみたいな質感が悪くはありません。
ノコン

結局、アイリンク製の10年位前のデッドストックを使用。バレル研磨機で3日ほど放置してポリッシュ。シフター用は小粒、ブレーキ用は大粒。ノコンなど他のケーブルに比べて軽くてコンパクト。アルミ無垢の質感がいいです。もう生産されていない部品のためデッドストックを見つけたら即ゲット。ブレーキ用は今でも比較的簡単に買えますがシフト用は貴重です。
アイリンク

リアスプロケットは9速チタン製を見つけました。使用頻度の少ない10年以上前のロード用。
スプロケットチタン

ロード用ですがブロンプトンにもぴったり。7速をスペーサーで調節して装着。フレームにも干渉せず超軽量。
チタンスプロケット

ハンドルバーはカーボン。自転車ハンドル用ではなく肉厚たった1ミリのカーボンパイプをぶった切りました。最軽量ハンドルバーンの出来上がりです。直管ストレートバーです。
カーボンハンドル

その他、ブレーキアーチなどもカーボンに変えて軽くなりました。店内展示中。