排気温度(ET=Exhaust Temperature=エキゾーストテンパラチャー)増設

富士ローヤル焙煎機の1kg機は豆温度は測れますが、排気温は測ることができません。以前使っていたナナハンは排気温計が付いていたのでロギングソフトは繋ぎやすいでしょう。

近年のスコットラオが提唱するロースティングカーブではRoRなどが重要とされ、排気温度も記録しています。RoRとは温度上昇率のことです。

それと日本では温度計とガス圧計があれば焙煎記録表に沿って焙煎を行うというのが、日本の焙煎書籍や焙煎機メーカーの体験講座で、1分おきに豆温度を記入して差温を記していくという手法でしたが、最新焙煎の洋書で学ぶと、それは時代遅れで非効率的とされます。そこでフジローヤルの排気が測れるようにしてみました。

排気温度ET(エキゾーストテンパラチャー)、豆温度BT(ビーンテンパラチャー)ともリアルタイムにArtisan(アーチザン)上で表示されるようになりました。
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ロースティングカーブ完成

完成。豆温、排気温、豆温ROR、ガス圧表示。センサーチャンネルはまだ余っているため表示可能ですが意味がないため表示項目を絞っています。ダンパーは基本的に操作しないですが、富士ローヤル1kg機は1モーター式でクーリングの際はダンパーは閉じます。そのためダンパー変更項目も追加します。

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ロギングソフトは再現性を目的に利用します。同じような焙煎度合いを過去記録に沿って比較再現やスタッフ間で共有するためのものです。焙煎に慣れていて、自身の経験や勘、匂いなどの要素で焼いている人には必要ないとも云えるかもしれまん。

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焙煎データロギング