BROMPTON(ブロンプトン)18インチ化改造を紹介

自転車が大好きなもので、気がつくとどんどん増えていきます。置き場に困るためこれまで大切にしてきたブラックブロンプトンを1台売却しました。記録としてどんなブロンプトン だったかを紹介します。

2000年代に折り畳み式自転車に興味を持ち始めた頃に購入した車両です。当時、ドイツ製のBD-1かイギリス製のブロンプトンどちらにするか迷った挙句、いろんな小径車を試乗させてもらって一番乗りやすかったブロンプトン にしました。ブロンプトン 18インチ化の見本のような車両です。タイヤはノーマルの349から355、シュワルベコジャックです。

ブロンプトンT3
2005年式のT3になります。18インチホイール化でBD-1と同じタイヤサイズになります。通常のBROMPTONよりもスマートに見えます。

ブロンプトン スターメーアーチャー
リアは3速内装式だったのを2022年に最新型スターメーアーチャー5速に組み替えタイヤはシュワルベコジャック&チューブとも新品に交換。折り畳み部分は脱落防止ジョイントに変更、ニットーのリアキャリアにインラインスケートのウィール、内臓ベアリングは最高規格である9。

ブロンプトンフロント外装2速、リアスターメーアーチャー内装5速計10段変速改造を紹介

ブロンプトン フロント2速
フロントは2速です。合計で10速仕様に。総重量は13kgと重くなってしまいましたが乗りやすさ重視ロングドライブ可。

ブロンプトン
変速レバーはシマノ製。BBは以前は競輪規格であるHATTAのNJSを組み込んでいましたがチェーンラインがわずかにずれていたのでシマノに変更。この度新しいオーナーさんの元へ嫁ぎました。

ブロンプトンの回転にこだわっていた頃

これはNJSをインストールした時の2008年の動画↓

2011年頃はコロコロローラーの内臓ベアリングにこだわっていた時期でもあります。ブロンプトンの魅力の一つ、コロコロローラーはインラインスケート用のウィールが使えます↓

最近のブロンプトンカスタム情勢について

昔、90年代頃はブロンプトンは台湾製もあり、近所のホームセンターでは7万位で販売されていた記憶がありますが、2022年現在ではベーシックモデルが25万と驚くほど高くなってしまいました。チタンモデルに至っては70万円です。ただ純正のチタンモデルはサードパーティ製のレプリカと比べてそれほど軽くはないです。ブロンプトン軽量化は100万程度かければ5kg台も可能な魔改造な世界ですが、ロードの世界最高峰やモールトンに比べればリーズナブルです。

ブロンプトン
5年ほど前からチタンフレームなどを少しづつ買い集めて組んでいるブロンプトンは6kg程度の重量。ホイールはカーボン、チューブは軽量タイプのもので現在外装式3速で調整中です。金額は失敗して無駄にしたパーツを含めるとかなりのものですが思い出したくありません。しかしおかげさまで内装型と外装型のブロンプトンを2種類同時進行製作したためだいぶブロンプトンメカに詳しくなりました。チタニウムブロンプトン(正確にはレプリカ)はノーマルの半分の軽さです。真ん中は2000年代に改造していたスペイン製のゼロバイク。

ブロンプトン以外の折り畳み自転車を紹介

ゼロバイク
このゼロバイクがいじり甲斐がある自転車で楽しいです。塗装を剥がして丹念にアルミポリッシュ仕上げにしてあります。見た目的にもノーマルとは別物のモンスターマシンです。ハンドルを2段階折り畳み式に改造した様子。8インチのタイヤなのに2次ギアの構造で一漕ぎ8m進みますからブロンプトンと変わりません。2000年代当時小径自転車はいくつも出ていましたが2次ギアのあるモデルはこのゼロバイクと可変式コマの2台だけでした。

ゼロバイク
ノーマルのギア比が軽すぎてなかなか前に進まないためギア位置変更、PCDをアルミ板加工して自作。

ゼロバイク
BBには競輪規格のNJSベアリングを組み込み踏み込みを異常に軽くしてあります。

究極のゼロバイク、レーシング仕様

ゼロバイク
ハンドルの折り畳みは重くなるので中止しシンプルに。見るからに速そうな仕様に見えますね?クランクもシマノデュラエース7600のNJS刻印仕様、チェーンもNJS刻印入り。ブレーキはノーマルが全然効かないためブロンプトンでも使われているアルホンガ強化ブレーキに。チューブはベビーカー用のに変更してあります。ペダルは収納性を考慮して折り畳み式三ヶ島。総重量は7.5kgくらいですので持ち運びに困りません。ロード用の輪行袋に収まりますので電車移動もバッチリ。このゼロバイクはもう改造する余地がなくなってしまいましたので売却します。値段は応相談。

ゼロバイク
ハンドルポジションはこんな感じ。小径車は綺麗に舗装された道を走るのには適していますが歩道への段差は注意しないと転倒の危険があります。ノーマルのままのハンドルだとグラグラして危なかったので強力なパーツに改造し直してあります。ちなみにシートを低くすれば子供でも乗れますので自転車好きな方、お子様へのプレゼントにいかがですか?防犯登録可でお譲りできます。

ワタナベフレーム
ゼロバイクはこのような子供用の自転車ポジションに近いです。写真は有名なフレームビルダーさんがお子様のために作ったという豪華絢爛特別車両でチューブラータイヤにヴィンテージパーツで組まれてます。見る人が見ればわかりますがフレームの丹下をはじめリアブレーキの逆引きやハブなど小学生には完全にオーバースペックだというのがわかります。

究極のハブ、ゴキソ

gokiso
タイヤでいうとハブも重要です。単に軽いハブが良いのでもなく転がり性能も重要なポイントとなってきます。最近、モールトンダブルパイロン用にゴキソのハブがどんなものであるかを触らせていただく機会がありその回転性能に驚きました。チタン製のゴキソハブであれば軽量化も同時に叶えるという夢のような部品です。ブロンプトン用、モールトン用もあります。

折り畳み自転車の異端児、2000年台に出現した可変式コマ

可変式コマ
次に改造を控えている極小径折り畳み自転車「可変式コマ」。スマートコグという日本のメーカーによる2000年台の小径車。2000年台は極小径車はハンディバイク8インチと6インチ(ブリジストン)、Aバイク、キャリーミー、ゼロバイクなど様々なモデルが出揃いました。この可変式コマは3期モデルありましたがこの個体は最終型の変速機付きモデル。同時期に出たキャリーミーはポピュラーになりましたが二次ギアはついていないため漕いでも進みません。この可変式コマは二次ギアがついているため普通の自転車のように快適に進みます。しかもこの個体は3段変速機付きの最終モデル完全ノーマルという絶滅寸前の希少種です。次期型が出ると3年前のサイクルショーでプロトタイプを見せてもらいましたが出たのかな?

これのタイヤはなんと6インチです。6インチタイヤの中ではこの自転車がデザイン性能ともダントツで良かった。小径折り畳み式自転車では名車中の迷車で折り畳みギミックが感動ものです。いずれ紹介したいと思います。希望があれば売りますが、新車時の価格が12万位で当時のブロンプトンと同等でしたので現在のブロンプトンと同等スタート。多分いま買っても今後値段が下がることはありません。大事に乗ってくれる人で自転車愛が強い人であればお譲りします。

ブロンプトン改造記2へ続く

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