数年前まで使っていたナイスカットミルですが、メインのカット刃マシンEK-43のほかグラインド歯のR-440も稼働し、不要になったため売ることにしまして、最後にスピードコントロールテストというのを紹介したいと思います。ナイスカットミル本体への改造を加える事なく低速化できるため、静電気を抑えるのにもたいへん有効です。

写真左から、Kalitaナイスカットミル、富士珈機R-440(60年前のヴィンテージ)、マールクーニックEK-43S、エスプレッソ用マッツァーミニ↓。

電動コーヒーミル

ナイスカットミルは5年ほど前に新品で購入しましたがその後、ネクストGという機種になりナイスカットミルは廃盤になりまして新品未使用では当時の定価の倍ほどのプレミアが付いているようです。ネクストGは「セラミック刃、静電気除去器、ナイスカットミルの半分ほどの遅いモーター回転」などにより静電気を抑えることができるようになったらしいです(持ってないのでなんとも言えないですが調べた限りでは)。さらに最近、見た目がナイスカットミルに似ているナイスカットGという機種が出現した模様でこちらもナイスカットミルよりも少し回転速度が遅く、静電気は抑えられているようです。確かにナイスカットミルを使っていると、静電気で飛散な状態だからモーター回転速度を落とした新機種を投入したのでしょう。

悔しいのでナイスカットミルのモーター回転速度を遅くする器具を自作してみました↓。

ボリュームつまみはギターのエフェクター用。ナイスカットミルの100V-120Wモーターを制御できるものを組み合わせますが意外と実証実験してみないと思うようには動かず、これは3例目にしてようやく細かく微調整が効き、手の平にすっぽり収まるほど、或いはコーノ式円錐ドリッパー名人1人用に乗るほど小型↓。
コーノ式ドリッパー

 

オリジナルナイスカットミルの半分以下の回転、手挽きミル並みの遅い速度でも回転ムラがなくスムーズに回せます(組み合わせ基盤によっては回転ムラが起きる場合もあります)。これは新型のネクストGやナイスカットGにはできない芸当で、古いナイスカットミルだけができる優れもの。本当はこの機構をナイスカットミルに穴を空けて組み込む予定でいましたが、ヤフオクで売ることになったので中止。

コーヒー粉はどれも見た目は変わらず。味チェックはしてないですが、回転速度が遅い分摩擦熱は抑えられているかと思います。遅いと静電気も起きにくく、音も静か↓。

ユーチューブに実験動画をアップしました↓。

当店の「コーヒー豆購入のお客様」へはこの他にもドリップ抽出方法など様々な情報を共有しています。

追伸:最近コーヒーに詳しい方が増えていますがたまにEK43をナイスカットミルと間違える人がいます。コンビニに並んでいるような最近増えているコーヒー雑誌にはよくナイスカットミルが載ってますが確かに雑誌写真で見ただけではEKとほぼ同じに見えます。ところが実際はこんな感じで大きさが全く違うのがお分かりいただけたでしょうか?↓。
EK43とナイスカットミル

ちなみに今回作ったコントロール機器は富士珈機R-440(350W)にも有効ですが、ナイスカットミルほど細かい速度調整はできません。EK43(1300W)には全く効き目なし。