店をオープンして4年目です。改装は頻繁におこなっていますが今回は棚の増設をしました。コロナ騒動でカウンターフロントに塩ビのバリアを張っていたのですがいまいちな感じでしたのでやり直しました。
ザグリ作業。店名の由来にもなりましたが、絹糸を巻き取る装置以外に木工用語で「貫通させずに木材などに穴を空ける」ことをザグリと言います。
木材カット作業。毎回木屑との戦いです。ちょっとしたカットでも木屑は出ますがザグリ作業では驚くほどの量の木粉が出ます。
珈琲豆のサンプルを置く台を作りました。本当はシャーレなどを使いたいのですが何しろ店が小さいのでなるべくスペースを取らない工作物です。レジフロント回りカウンターは2段構造とし下からCHECKとメニュー、上段にはサンプルや小さめの物販スペース、コロナ対策透明塩ビシート貼りは簡単にかける方式にし常に清掃除菌できる状態。
最近は水平垂直だし作業はレーザー墨出し機にて。思えばこれがない頃は天井から垂直錘を吊り下げてペンで印を付けてと大変でしたがレーザーにしたところ作業が捗るようになりました。
新設棚の取り付け。垂直を出している様子。全ネジを吊り下げるだけにしてましたが下部分まで貫くようにしました。今まで軽いものしか置けませんでしたが重いものも置けるようになりました。
8種類のコーヒー豆の袋を置く場所を作りたい。
90cm幅の棚下にネジで針金を張り、クリップで吊り下げる装置。左から煎り目の浅い順に並んでます。パッケージの袋置き場も結構場所を取るためディスプレイも兼ねた画期的なアイデアかと思います。
店内の白内装は写真スタジオの白ホリ並みにしょっちゅう塗装。当初床はつや消し仕上げでしたが最近は艶あり、壁を艶消しで。
床は間接照明で光るように艶あり塗装。
DIY工事に使う工具は全て店内のベンチスペースの下に格納されるように作ってます。これだけの量の工具箱です。
コロナ対策のため業務用オゾン発生器を付けました。この店のある場所は何十年か前(地主老人の話によると約70年以上前)は田んぼだったようです。店の床工事中は水が吹き出してきて慌ててコンクリートで穴を塞ぎました。今でも湿気や小虫の発生が多いのはそのためでその分、風のぬけがよく心地よい場所でもあります。オゾンによってさらに快適な場所にするのが目的です。
最近は便利なアプリ(大江戸今昔めぐり)もあって自分が今いる場所の江戸時代の古地図がGoogleマップで示されます。店の場所は川の中洲だった模様。どうりで大雨の日が考えられないような洪水状態。行政のハザードマップでは水没地帯のようですが近年の地下水設備工事によって改善されている模様。
今年は集中豪雨が来ないでほしいです。