カフェ入口の造作【其の弐】

木材カット

入口部分の壁を創作中です。

店を解体した時に出た廃材で使えそうなものはとっておいたので切り刻んで再利用。90mm角材は短く刻んで木材カットの台として活用。

35mmx44mm角のたるき材を流用して窓枠造作中↓。
たるき材流用窓枠

ちょっとメルヘンチックな格子状の窓枠。しかしこれは単なる骨組みですのでこういう意匠になるわけではありません↓。
窓枠

窓を開けるとこんな具合に可倒式にします。倒すとテーブルになるように考えてます↓。
可倒式窓枠

注文していた杉板材が大量に届きました。いくつかの木材を組み合わせて扉や窓を作って行きます↓。
杉材

ホームセンターに行って入口造作のための金具類を大量購入。ネジは数百本は使う計算になるので500本入り↓。
金具類

3mを超えるような手で持てない大物木材や重いもの、ホームセンターに売っていない特殊部材はネット注文、細かい金具類はホームセンターなどで現物を見て購入しています。

入口造作は一番大変なのでまだまだ日数がかかりそうです。続きはまた後日。

カフェ入口の造作【其の壱】

木材の銘柄

入口の本格工事に入りました。店の外観は重要だと思っています。頑丈且つシンプルに、個性的に作るのが目標です。通常は大工さんに発注するところですが自分で作る事に。しかし角材は重いし、どうやって組めばいいんだろうとここ2〜3ヶ月の間、他の工事の合間にずっと考えたり仮組みでテストしていました。

3m長の90mm角ベイマツ材を6本注文↓。
ベイマツ

DIYなどで少し木材をいじったことのある方ならわかりますが90mmもの太さの角材はどうやって伐るのかが不思議かと思います。

充電式の小型電気ノコギリは伐れる木材の深さが47mmまでなので上下2回に分けて伐っているのです。ただし歯数が一番多く細かいノコ盤と、そして完全に垂直に真っすぐ伐るには慣れが必要です。それでもわずかにずれた部分はベルトサンダーで削ってます↓。
9cm角材を電ノコで伐る

以前は寸法を出して木材を伐ってもらったものを発注しなければならなかったのですが自分で正確に伐れるようになったので作業の巾が飛躍的に広がりました↓。
木材を伐る

伐った木材にはザグリで接続ボルト用の孔を空けていきます↓。
木材にザグリで孔を空ける

相当重量のある木材なのでボルトも大きめ。9x125mm長さのニッケルボルト↓。
9x125ボルト

下部分を組みました↓。
枠組み

床のコンクリートに取り付け↓。
木材を組んだものを取り付け

縦の支柱にはボルトを打ち込めないので床に鉄筋アンカー埋め込み↓。
床に鉄筋アンカー

床のコンクリートには専用のドリルで孔を空け、床用にはさらに頑丈な10x125mmのステンレスボルト使用。ニッケルボルトに比べて値段が倍以上するのでコストを考えて地面部分などの必要な箇所のみステンレス↓。
床にボルト埋め込み

レベルが出るまで木材調整。正確に木材を伐ったとしても実際組むと微妙な誤差が出るので一旦組んだ木材をレベルを測り、狂っていたらまた分解して削って水平になるまで調整↓。
水準器付きメジャー

入口の下部分の完成です。床にはボルト3カ所打ち付け、横ラインもボルトでしっかり留めてますので相当がっしりした作りで人が乗ってもビクともしません。また糊付けなどの固定はしていないのでボルトを外せば分解できるようになっています↓。
入口下部分完成。

翌日、入口の天井部分床モジュールと同様相似形の造作です。床の造作とまったく同じ作業ですが支えていないとならないので床作業より大変↓。
入口上部分

こんな感じで完成。一番大変だと思っていた作業ができたのでうれしい↓。
天井部分完成

上下できました。当初グリッド状の予定でしたがボルトでの補強が物理的に不可能ということが判明しましたので真ん中部分は縦に2分割することにしました。分解組み立てが容易な店舗入口。やろうと思えば1〜2時間で全開放可能↓。
入口木材枠完成

木材の銘柄刻印はそのまま残すことにしました。また、表面もなるべくベイマツ本来の素材感を活かし研磨はしません。
木材の銘柄

店の営業時間中など、客席と往来との目線レベル外しのため通常は閉めていて、必要があれば可倒式になる天板を兼ねる外壁を考えてます。作業台としてのほか自然光での小物撮影に使うつもりです↓。
可動式天板

これで枠組みがほぼ完成です。

シャッターペンキ剥がし

赤いシャッター

入口の赤いシャッターは撤去する予定でしたがよくよく調べてみると構造上入口の造作をした後にシャッターを撤去すると柱に干渉して壊れそうなため、赤いペンキを剥がすことにしました。赤いシャッターというのは郵便局か消防署、または中華料理屋に間違われそうですのでなんとしても変えなければなりません。

用意したのがこれら「強力剥離剤」。クルマやバイク、自転車などの塗装を剥がすためのものです。どちらも似たような効果↓。
強力剥離剤

Holts(ホルツ) ペイントリムーバー HTRC6.1

デイトナ(DAYTONA) 塗装剥がし剤 400ml 60240

剥離作業をする前は養生が肝心です。しっかりマスキング、保護をしておかないと後々現場の掃除が大変なことになります↓。
養生

400mlの剥離剤ではすぐになくなってしまうのと、昔使ったことのある剥離剤に比べて剥離能力が劣るので酸性タイプの業務用超強力剥離剤を調達。しかし効果はたいして変わらず↓。
超強力剥離剤
昔(数十年前)、サラサラの液体状で硫酸のようなかけると一瞬で剥がれてしまう恐ろしく強力な剥離剤があったのですがもう製造していないんでしょうかね。

剥離剤を貼付して何分か待つとペンキがヘロヘロになってきますのでスクレイパーなどで剥がします。スクレイパーも重要で持ち手のしっかりしたもののほうが手が疲れず作業が捗ります↓。
剥離剤

こんな具合に半分まで作業完了。ここまでで2日半かかりました。築40年以上の間に、茶色→黄緑色→緑→エンジ→赤となんと!5層も厚塗りされていて3回剥離剤を貼付してやっと剥がれるという鬼のような現場状況でした。普通に単色であれば半分以下の時間で済んだでしょう。元の色はグレーだったようです↓。
剥離剤で剥がしたシャッター

商店街のため作業中は破片やチリを蒔き散らかさないようこんな具合に養生をしっかり↓。
養生

剥がした後は鉄をディスクグラインダーで削りました。刃がどんどんなくなるのでこんなに消耗してしまった↓。
サンダーの刃

削り作業を3日続けました。爆音で商店街は相当迷惑していたと思います。当初充電式のグラインダでしたがいちいちチャージするのが面倒なのでAC機「リョービディスクグラインダー」を新調。

リョービ(RYOBI) ディスクグラインダ 砥石径100mm MG-12 623800A

長時間作業にはコンセントの付いたサンダーのほうが向いてますね。それにしても全身鉄で真っ黒です↓。
iron3

元色のグレーをサンダーで剥がし刀のような金属面にしました↓。
金属シャッター

錆び止めのグリーススプレーを噴いて完成です↓。
iron4

梯子をかけて高い所で養生ビニールで密封された環境での作業でしたので相当過酷でした。

カフェ入り口の造作開始

入口図面

店の入口の造作を始めました。このところの台風でかなりの暴風雨になり頑丈に作らないと吹っ飛ばされそうな感じでしたので入念に設計&試作仮組みです。カフェの外観はお店の顔となるため気合いが入ります。度重なるデザイン変更を経てようやく構造的にもデザイン的にも納得がいく意匠になってきました。おしゃれな感じを目指します。

頑丈且つデザイン的にも美しい形状にこだわり中。また往来と店内の目線レベルは外し、採光のための窓は上下にグリッドモジュール化して設計。内部と外部には全て植物を配置し自然感を演出。外側木部は木目を活かした防虫防腐処理加工します。

部材
試作仮組み用に調達した部材類。建物の枠に合わせ、規格品の木材を組み合わせ。コストを抑え、外装に適した木材を2ヶ月位検討していましたがようやく工事に着手。

スクリューネジ埋め込み
強度が必要な箇所は複数の頑丈なスクリューネジで取り付けテスト。

仮組み
仮組み。

ザグリ店舗設計図面
物件が決まってからちょうど4ヶ月ほど。予定の半分位のペースですがほぼ全工事行程自力で大工してます。

カフェ浄水器周りの完成

エバーピュア浄水器

キッチン背面ステンレス壁への浄水器取り付け完成です。配管の鍍金仕上げ、水平垂直具合とステンレス壁面への映り込み、圧力ゲージ追加などとにかく美しさにこだわりました。浄水器というと一般には隠しておくものですが、前面に出したおしゃれな浄水器になりました。製氷機へも通水しました。

天井吊り棚
当店オリジナル天井吊り棚。試しに珈琲グッヅを置いてみました。

天井吊り棚
天井吊り棚は現在2カ所。増設する予定です。

タカヒロ珈琲ケトル
珈琲ケトルの蓋に孔を空けて湯温計が蓋のツマミになるように工夫して作ってみました。タカヒロ製のカスタムステンレスケトルです。珈琲の味が最適になるように湯温を正確に計ってドリップします。

本棚
カウンター下に作った本棚に本を置いてみました。明治教科書明朝CD-ROMと見本帳カタログです。

cafeカウンター材仕上げ

オスモカラー

無垢材カウンターの表面仕上げです。国内外のニスやウレタンラッカー、オイルステインなど様々な塗料を試していましたが色がイマイチだったり油の匂いがきつかったりで珈琲の味を損なわないようなものはないかと探していました。

オスモ
自然の木の良さはそのままに撥水性、防汚性、耐久性、メンテナンス性などにも優れている面からオスモカラーに決めました。この種類は塗膜も固く輪染みもつきにくくカウンター材に向いている、匂いも気になりません。ドイツ製で一般的な塗料に比べてコストも高いのですが、無垢材も高かったのでそれに見合った選択です。

オスモカラー
ツヤ消しタイプと3分ツヤがありましたが、3分ツヤタイプに。ショールームで詳しい説明を聞く事ができいろんな木材への塗料サンプルも見ることができ、お試し小袋サンプル塗料で実物の木材で事前に試せたのが大変参考になりました。

オスモカラー
仕上がったカウンター。塗り方も簡単、スポンジ状のハケで綺麗に塗りました。

オスモカラー
棚もオスモカラーで仕上げ。

カウンタージョイント部分
L字カウンタージョイント部分。400番ベルトサンダーで研磨したので真っ平らですべすべ。

ジョイフル本田
カウンター材のサイドで急遽タモ材が必要になりました。注文すると2週間はかかるためジョイフル本田にあったことを思い出し勝田まで。

ジョイフル本田
しかしここの木材売場コーナーの規模には圧倒されます。東京などの店舗とは比べ物になりません。

圧力計
圧力ゲージなども様々なサイズが並んでいてびっくり。

有圧換気扇
有圧換気扇もたくさん。都会のホームセンターではなかなかこれだけのバリエーションはありません。

カフェカウンター造作中

L字型ジョイント接続カウンター

注文していたカウンター材が届きました。

tamo1
5cm厚の重量級のタモ無垢材。一人では持ち上げることができないほどの重さ。たぶん7〜80kg位。

タモ無垢材図面引き
カウンター材のL字型ジョイントを自分で加工します。垂直直角に計って印を付けるための道具「シンワ測定 一発止型定規 アルミ 62113」。これはものすごく便利です。厚みのある木材にも正確に線が引けます。

タモ無垢材カウンターL字ジョイント部分
精密に木材にスミ入れ。

ザグリ
垂直に孔を空けるために「SK11(エスケー11) 垂直ドリルガイド DS-70
を使用した工作。こうした補助がないと人間の手ではドリルの回転に負けて曲がってしまうのです。

ザグリ加工
これだけの厚みのあるのタモ材は大変高価です。やり直しのきかない作業のため気を使います。

タモ材ザグリ
横孔空けは精度の要求される作業でしたが無事精密なザグリ孔空け成功です。50mmの半分の25mmの位置に横に貫通する全ネジを通して、両サイドからジョイントボルトで締めるための孔です。

L字型ジョイント接続
L字型ジョイント接続。何十KGもあるため大変な作業でしたが接続成功。ガッチり組まれました。

L字型ジョイント接続カウンター
仮設置完了。ブロック積みの土台にビクともしないどっしりとした作りのカウンターに。カフェっぽくなってきました。客席側からは見えない部分ですが、カウンターブロックの裏側も綺麗に左官仕上げしています。

カウンターの上に置いてありますがレベルを見るために非常に便利なメジャー「タジマ スラントレベルコンベ19 5.5m 19mm幅 メートル目盛 SLL19-55BL」コンパクトに水平も調べられるため大活躍です。

次は表面仕上げですが、続きは後日。

カフェエバーピュア浄水器仮付け

エバーピュア設置

エバーピュア浄水器
浄水器が届きました。カフェなどではよく見かける業務用の定番、エバーピュア社製ハイフローシステムです。浄水の先進国といわれるアメリカで、エバーピュアが誕生したのは1933年ですから80年以上の歴史のあるブランドです。

エバーピュア説明書
設置工事も自分でやることにしましたが説明書はこれだけ。呼水と給水が3/4というのがわかりました。20A規格です。

エバーピュア配管部品
ホームセンターに行って配管部品を揃えました。13Aのステンレス管やフレキチューブ、20Aを13Aに変換させるための異径接続部材やシールテープなどです。

エバーピュア部材
作業中。

配管
床のフレキチューブからの分岐。

配管立ち上げ
シンクからステン配管立ち上げ。

エバーピュア設置工事
設置中です。水漏れのないよう接続箇所のシーリングをしっかりやります。

エバーピュア通水
接続と設置が完了し通水。

エバーピュア設置
こんな感じで取り付け。ステン壁面に鏡像で映るようにしました。満水時16-7kg程度と相当な重量ですので絶対に外れないように支える造作を工夫しました。とりあえず浄水のみ出るようにしましたが今度は製氷機への通水です。

近日また続きます。

※阿佐ヶ谷カフェ「ザグリ」は店主DIYによる店舗です。水まわりやセメント工事、木工、鉄工含めて全て施工しています。

合羽橋

合羽橋

合羽橋にキッチンのカトラリー類を探しに。何ヶ月ぶりかです。

棚
タンブラーなどを試しに買っておいてみました。

ビーカー類
水や材料を計るためのビーカーなどをとりあえず揃えました。