前回すでに前人未到領域でしたがこの記事は今後も誰も真似できない超絶魔改造です。
フジローヤル焙煎機のチェーン駆動化
焙煎機の隣の自転車を見ていて気がつきました。ひょっとして自転車のギアを焙煎機に移植できるのでは?と。自転車は基本的にチェーン駆動ですがベルト駆動などもあります。オートバイは基本的にチェーン駆動ですが一瞬シャフトドライブなんてのもありました。自動車のエンジンもタイミングベルト、タイミングチェーンといった違いもあります。要はモーターやエンジン動力を伝達するための機構です。フジローヤル焙煎機はベルト駆動ですがギーセンを始めとする海外の焙煎機はチェーン駆動です。
ストックしてある自転車のスプロケットを全部焙煎機に当ててみましたが充分可能そうです。取り付けスペースにも余裕があるので多段化してディレイラーもつけられそう、ビンテージカンパにするか最新カーボンにするか夢は膨らみます。
その前に電装系をやり直し。
前回までの記事で組んだ電装箱で実装テストしていましたが、アルミ製だったため軽すぎて安定感がなくモーター調整ボリューム操作で微妙に動いてしまうという致命的欠陥が出てきました。また、コンパクトにしたため小さすぎて基盤がぎゅうぎゅう詰めでメンテナンスがやりにくかったので一回り大きめにスチール製に作り替え。
同時進行で電動ネジ切り機のオーバーホール作業。色を剥がして鉄素材剥き出し仕様に改造&チェース新品換装。世界最小ネジ切り機でしたが既に生産終了。現行機はみんな20kgオーバーですがこれは15kgしかありません。
バイク用チェーン駆動系流用
色々試しましたが自転車用は工程が複雑すぎて無理でした。
Amazonで買ったバイク用12.7mmピッチの4xx系KMCチェーン。YAMAHA TZR50などのスポーツ系50ccや250cc位までの小型バイク用。今まで自転車用の薄歯と厚歯しか知りませんでしたがバイク用には排気量に合わせて様々な規格があるのを知りました。チェーン切りも自転車用は使えずバイク用の530サイズまで対応のMade in U.S.A。
あと重要なのはチェーン駒の接続部分、最近ではプロでもジョイント金具なるものでチェーンを接続させるのが主流ですが私は使いません。ジョイント金具のような便利な部品は昔はなく使わなくても適度な緩みを保ったまま接続させる職人技があるのです。オートバイ用のゴツいチェーンでも可能です。長年自転車改造をしている中で編み出した独自の技術でプロのバイク屋でもできません(実際に出来るか聞いてみました!)。
チェーンにはテンショナー類は一切使わずジャストフィットさせるようモーター台座を0.5mm単位で微調整。しかも工具を使わずに手作業で調整できるような改造も施してます。
夢のチェーンドライブ化完成!
緩み撓みなく適度なテンションを保ったチェーンドライブ化完成!テンショナー類一切使わずパーフェクトな仕上がりです。