阿佐ヶ谷にある自家焙煎珈琲店、ザグリ珈琲では、マンツーマンでの焙煎教室でしたが、この度新たにグループレッスンローストワークショップをメニューに加えました。この教室では、国産の富士ローヤル1kg業務用焙煎機を使用し、本格的な珈琲ロースト体験を提供しています。グループでのレッスンは、仲間との交流や学びを深める絶好の機会です。
珈琲の魅力に触れる新たな体験
ザグリ珈琲の焙煎教室では、2名から3名までのグループレッスンを実施しています。この小規模なクラスでは、焙煎機の操作方法や豆の選定、焙煎のプロセスなど、珈琲ローストに関する貴重な知識を学ぶことができます。参加者は自らの手で豆を焙煎し、その香り高い珈琲の誕生を体験します。この貴重な体験は、珈琲愛好家にとっては新たな魅力となることでしょう。グループレッスンでは、参加者同士で意見交換や共有を行いながら、珈琲ローストの技術や知識を学びます。仲間とのふれあいと学びの場を通じて、より深い珈琲体験を楽しむことができます。
科学的根拠に基ずいた焙煎の極意
ザグリ珈琲では、焙煎において科学的なアプローチを重視しています。焙煎機の温度管理や豆の水分量、焙煎時間など、各工程における最適な条件を専門知識と経験を持つインストラクターが解説します。参加者は実際に富士ローヤル1kg業務用焙煎機を使用し、科学的な根拠に基ずいたローストを行うことで、焙煎の奥深さを理解することができます。
フジローヤル焙煎セミナー
まずは生豆をホッパーにセットします。精製の異なる豆で、コーヒー豆の基本中の基本を学びます。写真は女子グループ↓。
写真はスウェーデン人グループ↓。
着火します。業務用焙煎機の基本操作を学びます↓。
スプーンですくい焙煎豆のチェックをします。コツも学びます↓。
焙煎記録表の書き方。これがわかるとPCを使ったローストロガーの理解が深まります。わかっていてロガーを使うのと知らないでロガーを操作するのは雲泥の差です↓。
ローストロガー。豆温度、排気温度を追いながら世界最先端のロースト技術を学ぶことができます。なぜ、そこで変化させるのか?科学的根拠に基づいた誰にでもわかるレッスンです↓。
ロースト結果でRORを見る。Wifi環境によりプリントがお渡しできない場合はデータをメール添付します↓。
焙煎機のダンパー操作。排気弁はどこで操作するか?最近、自家焙煎店をオープンし富士ローヤル焙煎機を使い始めたけど美味しく焼けないという生徒さんが複数いました。使い方をヒアリングし、間違ったやり方を軌道修正してさしあげます。なぜ美味しくないのかをわかりやすく解説します。どこでどう習ったのか日本にはおかしな焙煎風習があり興味深いものです↓。
焙煎豆のドロップ。焙りたてコーヒーの香り体験。ここでよく質問されるのが「焙煎したては美味しくないのでは?焙煎してから何日か経ってからの方が美味しいのでは?」という意見。これまでの知識や巷で流布されていることやユーチューブはもう忘れてください↓。
焼きあがった焙煎豆とローストロガー。女子グループ↓。
焼きあがった焙煎豆を囲む生徒さんたち。男性グループ↓。
スウェーデン人グループへの焙煎教室。日本とスウェーデンのコーヒーの歴史解説ではほぼ同時期にコーヒーが伝わった、最初は薬として国民に紹介されたなど日本と同じような比較解説。2022年度調査の現在の世界一の国民一人あたりのコーヒー消費国はフィンランドで、スウェーデンは6位です。フィンランドはかつてはスウェーデンの一部でしたので事実上の世界一のコーヒー消費国民。スウェーデンには1910年から始まったフィーカという言葉がありまして、これはコーヒーの語源ともなったエチオピアのカッファ地方の「カッフィ」をひっくり返してできたのがフィーカの始まりなどスウェーデン人も知らないようなことなど解説中↓。
スウェーデンの方への焙煎教室では通訳を介したためスローペースで要点だけをまとめて話しました。いつも日本人の方への教室では割と早めのペースで話しているので私自身、不慣れな人へ確実に伝えるという良い体験にもなりました↓。
ローストカラーアナライザーでのアグトロン値計測↓。
コーヒードリップ教室
焙煎が終わると焼きたての豆で抽出教室です。CQIカッピング準拠。まずはフレグランスです↓。
抽出レシピの解説。ここでも巷によくある日本の珈琲の迷信などをお話↓。
例1:炭火焼焙煎コーヒー、ネルドリップ、サイフォンが美味しい.
例2:ハワイ◯ナ、ブルー◯ウンテン、トラ◯ャ、コピ◯アック、ゲイ◯ャが美味しい.
例3:焙煎してから何日か経ったコーヒーや古いオールドビーンコーヒーが美味しい.etc…
この回は、私と同世代のコーヒー通の男性シニアグループ。昭和時代からの日本の珈琲業界などリアルに体験してきたからこそわかりやすく解説します↓。
珈琲レシピと濃度など基本中の基本を学びます↓。
抽出教室ではフレーバーホイールとカッピングスプーンの正しい使い方も学びます。COE(カップオブエクセレンス)公式スプーン使用。コーヒーの基本的な味わい方、作法を身につけます↓。
スウェーデン人へのカッピングスプーンの使い方とフレーバーホイールの活用レクチャー。英語がわかる人たちなためフレーバーホイールは原盤にて解説↓。
申し込み方法
グループの属性に合わせた内容となります。
例1:将来仲間と一緒に自家焙煎店を計画している。
例2:茶道を習っているグループ、同じ嗜好品である珈琲についても深く学びたい。
例3:ワインソムリエである、フレーバーの取り方に共通性のある珈琲についてもワインソムリエ同等理に適った焙煎を学びたい。
例4:Qグレーダーである、カッピングはできるが焙煎についてはよくわからないので学びたい。
例5:珈琲好きでいろんな店に行ってはインスタなどでアップしているが肝心のコーヒー焙煎は全然わからない。
例6:夫婦またはパートナーと美味しい珈琲を飲みたい、焙煎についても学びたい。
もちろんマンツーマンでの申し込み可です。
以上、店頭での申し込みのみ。ネットでの申し込みは遠方など例外をのぞき受け付けておりません。