前回のBLOGから約10日経ちガラスが届きました。
ガラスを入れるための窓枠です。切り出したタモ材、集成材にルーターで溝彫り加工しました↓。
1cm彫っています。木材に溝を彫る作業は結構大変で、木屑の量と音がすごいです。特にタモ材のような硬い落葉樹は爆音です。超高速回転するルーター刃は危険で慎重に作業しないと大惨事になります↓。
窓枠溝に強化ガラスをはめ込みました。6mm厚ガラスに対して6mmのルータービットで溝彫りしてます。ガラスは5年前にもネットで注文したことがある大阪のコダマガラスさん。チャットで急いでる旨を伝えやりとりし即対応してくださり仕事が早く親切丁寧で他と比較してリーズナブル。ありがとうございました↓。
扉類につける鍵、塗りラッチという金具らしいですが、鉄でできていて錆止めのためか銅色が塗られています。他にも微妙な緑だったり白だったりでイメージに合わず、塗りラッチの色は剥離材で剥がします。塗らないラッチという製品を出して欲しい↓。
綺麗に剥がれて鉄の地肌に。見違えるように美しくなりました。素材感がお気に入りです↓。
窓枠と開閉式扉に必要なパーツ類を並べてみました↓。
畳んだ時に干渉しないようにフラットな面になるよう全部ザグリ作業↓。
この丁番は本来は横開き用ですが縦に使います。素材は鉄ですので経年で錆る予定です。開いて自重でバタンって当たった時に衝撃を緩和するため車のボンネット用などのゴム材で保護。音がしないよう何度もテストしながら完成↓。
こんな具合に2段階で畳めます↓。
シャッターを閉めた時に店内から鍵を閉められるように折りたためるようにしています↓。
また、近い将来、ここにノートパソコンを置く必然性が出てくるためちょうどMACBOOKPRO13INCHが乗るスペースにもなります↓。
扉の取っ手は3/8インチボルトネジ。既製品に思うような部品がありませんのでこのようなネジ金具を流用↓。
シャッターを閉める時にぶつからないようわずか0.5mmの隙間。ボルトなので微調整が効きます↓。
メインの工事日がちょうど雨で、雨よけの覆いをかけたり塗装が乾かなかったり予定よりも日数がかかってしまいました↓。
ガラス窓は何度もシミュレーションしましたのでスムーズに取り付けることができました。窓枠内側を塗装&外側コーキングするためのマスキング↓。
完成した新しい扉。開放的です↓。
ガラスは90度開きます。周囲の空を映す事もできるようになりだいぶ立体的になりました。開閉にはインセットタイプのスライド丁番という金具を使っています。他に全かぶせ、半かぶせタイプがありますがインセットは取り付け面に対してフラットな扉となります。取っ手のボルト類は手書きレタリング看板を吊るすための金具も兼ねます↓。
店内から。来月この場所に機械を置くためこの風景が見られるのは1ヶ月未満です↓。
正面から外観図。約4年経った木材類との調和を図りながら細かく開閉する扉類。お客さんからはまるで忍者屋敷のようと言われまして、かつて江戸時代に作られた忍者屋敷に行って感動したことがあり、いつか作ってみたいと思っていましたので今回夢が一つ実現しました。
ようやくこれで次の作業にとりかかれます。24mm厚構造用針葉樹合板(ラーチ合板)3枚を使って工作します↓。