2024年11月21日 19:25最新の情報です

コロンビアの珈琲

コロンビアのコーヒーは、その高品質とバランスの取れた風味から、世界中のコーヒー愛好者に支持されています。特にFNCの品質管理とマーケティングの努力により、コロンビアのコーヒーは信頼性と一貫性を持つブランドとして認識されています。ザグリ珈琲ではスプレモ、エクセルソのカスティージョやカトゥーラなど時期によって豆を変えています。発酵系の豆ではエルパライソ 農園などを扱います。

歴史背景

  • 導入と初期: コーヒーは18世紀後半にコロンビアに導入されましたが、商業的な生産が始まったのは19世紀初頭からです。
  • 成長と発展: 20世紀初頭には、コロンビアはコーヒー生産の大国となり、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の設立により、品質管理やマーケティングが強化されました。
  • 国際的な評価: 20世紀後半には、コロンビアのコーヒーは国際的な評価を受けるようになり、「コロンビアのコーヒー」としてブランド化され、高品質なアラビカ種の代名詞となりました。

コロンビア ウィラ ”ラファエル” EX

コロンビアEX

薫り高いウィラのアロマ、ミディアムボディ&アシディティ、マイルドさ、そして複雑な甘さが、高くバランスしている。ウィラ・スプレモよりも発酵は抑えめ、クラシックかつバランスの取れたウィラのフレーバー。

サン・ラファエルエステートはウィラ県、パレルモ山脈の険しい土地にひっそりとたたずんでいます。農園はドン・ホアキン・カスタネダが立ち上げ、彼とその妻であるアリシア・カマチョの間の7人の子供の長男であるジェラルド・カスタネダがこの農園を発展させています。

肥沃なパレルモ山脈の火山性土壌と、降雨量、そして原生林がシェードツリーとして機能し、さらにこの農園の周りの地形からもたらされるこの農園のある地区のみにもたらされる特別な気候が他ではない特別なコーヒーチェリーを育てます。

そして熟度の揃ったチェリーを摘み取り、豊富なウィラの天然水で水洗、急激な温度変化にさらさないように細心の注意をはらい、ゆっくりと天日乾燥をさせることで、農園有名農園ひしめくウィラの中でもきらりと光る、高品質なロットが生み出されます。

豆名:
Name
Colombia Huila “Rafael” Excelso
生産地:
Region
パレルモ山脈ウィラ南部(palermo,South Huila)
農園:
Farm
サン・ラファエル(San Rafael)
農園主:
Farm
ドン・ホアキン・カスタネダ(Don Joaquin Castaneda)/ジェラルド・カスタネダ(Gerardo Castaneda)
標高:
Altitude
1350-1500masl
品種:
Varietal
カトゥーラ,ティピカ,カトゥアイ(Caturra,Typica, Catuai)
精選:
Process
100%手摘, ウォッシュト, 天日干し(100% handpicked, Washed, Sundry)
Tasting notes Chocolate,R.Almonds…

コロンビア エルパライソ アナエロビックW

エルパライソ農園は2018年にはダブルアナエロビックで精製されたコーヒーでCOE10位(スコア89.79)入賞し、10位ながら1位を凌いだ最高価格で落札され話題になった農園でもあります。フレーバーコントロールと再現が難しいと言われるアナエロビック発酵で完全に制御された発酵プロセス、サーマルショックと呼ばれる独自の洗浄など、現在のコーヒー生産における最先端の処理が行われており世界的に注目を集める農園です。
エルパライソライチコーヒーカード

この珈琲はフローラルフレーバーでバラやキンモクセイ、マンゴーや、ピーチ、バニラなど甘い香りと柑橘系のアシッド感もありまるでフレーバーティーのようなコーヒー。

エルパライソローストプロファイル

焙煎は香りが最大限に出るようギーセンの強い火力と高回転高速排気で浅く焼いています。ファーストクラックは6分台、デベロップメントタイムは1分以内で限界までフレーバーコントロール。アグトロン値はW60台、G70台でかなり明るく仕上げています。
エルパライソのアグトロン値

[ザグリ珈琲のエルパライソカッピングノート]
Mango, Lychee, Peach,Tropicalfruit, Jasmine,Rose, Floral,Kinmokusei,Vanila,
Bright Acidity, Clear after taste
ザグリ珈琲のカッピング評価88点前後。個人的な見解ですが自分でも色々発酵豆の実験をしています。おそらく共発酵なのかなと思います。最近(2024年夏ニュークロップ)他国の発酵豆で似ているフレーバーの豆がありました。

ザグリ珈琲の豆カード

収穫後のプロセスは標高1,930mのEl Paraiso農園で行ない、発酵過程では、チェリーのまま18度の温度下で48時間嫌気性発酵し、脱果肉後19度で再度96時間の嫌気性発酵。水洗工程では、まず40度のお湯で洗った後12度の水で再度洗っています。乾燥工程では、温度35度、湿度25度の環境下で34時間乾燥させ、水分値11%にしています。

豆名:
Name
コロンビア エルパライソ アナエロビックW
生産地:
Region
Cauca カウカ県ピエンダモ地区
農園:
Farm
エルパライソ
農園主:
Farm
Diego Samuel Bermúdez (ディエゴ・サムエル・ベルムーデス)
標高:
Altitude
1750masl
品種:
Varietal
Castillo
精選:
Process
Double Anaerobic Fermentation washed ダブル嫌気性発酵水洗式
Tasting notes Mango, Lychee, Peach,Tropicalfruit, Jasmine,Rose, Floral,Kinmokusei,Vanila,Bright Acidity, Clear after taste

Diego Samuel Bermúdezは2006年にコーヒービジネスを始め熱意をもってコーヒーづくりに取り組んできました。今ではコロンビアのアナエロビックの第一人者と呼ばれています。現在はポストハーベストでの味づくりを徹底的に研究し、嫌気性発酵や独特の乾燥方法を用いて新たなフレーバーを創り上げ、年々その名を世界に拡げています。

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