コロンビアのコーヒーは、その高品質とバランスの取れた風味から、世界中のコーヒー愛好者に支持されています。特にFNCの品質管理とマーケティングの努力により、コロンビアのコーヒーは信頼性と一貫性を持つブランドとして認識されています。ザグリ珈琲ではスプレモ、エクセルソのカスティージョやカトゥーラなど時期によって豆を変えています。発酵系の豆ではエルパライソ 農園などを扱います。
歴史背景
- 導入と初期: コーヒーは18世紀後半にコロンビアに導入されましたが、商業的な生産が始まったのは19世紀初頭からです。
- 成長と発展: 20世紀初頭には、コロンビアはコーヒー生産の大国となり、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の設立により、品質管理やマーケティングが強化されました。
- 国際的な評価: 20世紀後半には、コロンビアのコーヒーは国際的な評価を受けるようになり、「コロンビアのコーヒー」としてブランド化され、高品質なアラビカ種の代名詞となりました。
コロンビア SUP
コロンビアの豆はスプレモなどを扱います。その他、エルパライソのアナエロビックを焙煎しています。
コロンビア エルパライソ アナエロビックW
エルパライソ農園は2018年にはダブルアナエロビックで精製されたコーヒーでCOE10位(スコア89.79)入賞し、10位ながら1位を凌いだ最高価格で落札され話題になった農園でもあります。フレーバーコントロールと再現が難しいと言われるアナエロビック発酵で完全に制御された発酵プロセス、サーマルショックと呼ばれる独自の洗浄など、現在のコーヒー生産における最先端の処理が行われており世界的に注目を集める農園です。
この珈琲はフローラルフレーバーでバラやキンモクセイ、マンゴーや、ピーチ、バニラなど甘い香りと柑橘系のアシッド感もありまるでフレーバーティーのようなコーヒー。
焙煎は香りが最大限に出るようギーセンの強い火力と高回転高速排気で浅く焼いています。ファーストクラックは6分台、デベロップメントタイムは1分以内で限界までフレーバーコントロール。アグトロン値はW60台、G70台でかなり明るく仕上げています。
[ザグリ珈琲のエルパライソカッピングノート]
Mango, Lychee, Peach,Tropicalfruit, Jasmine,Rose, Floral,Kinmokusei,Vanila,
Bright Acidity, Clear after taste
ザグリ珈琲のカッピング評価88点前後。個人的な見解ですが自分でも色々発酵豆の実験をしています。おそらく共発酵なのかなと思います。最近(2024年夏ニュークロップ)他国の発酵豆で似ているフレーバーの豆がありました。
収穫後のプロセスは標高1,930mのEl Paraiso農園で行ない、発酵過程では、チェリーのまま18度の温度下で48時間嫌気性発酵し、脱果肉後19度で再度96時間の嫌気性発酵。水洗工程では、まず40度のお湯で洗った後12度の水で再度洗っています。乾燥工程では、温度35度、湿度25度の環境下で34時間乾燥させ、水分値11%にしています。
豆名: Name |
コロンビア エルパライソ アナエロビックW |
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生産地: Region |
Cauca カウカ県ピエンダモ地区 |
農園: Farm |
エルパライソ |
農園主: Farm |
Diego Samuel Bermúdez (ディエゴ・サムエル・ベルムーデス) |
標高: Altitude |
1750masl |
品種: Varietal |
Castillo |
精選: Process |
Double Anaerobic Fermentation washed ダブル嫌気性発酵水洗式 |
Tasting notes | Mango, Lychee, Peach,Tropicalfruit, Jasmine,Rose, Floral,Kinmokusei,Vanila,Bright Acidity, Clear after taste |
Diego Samuel Bermúdezは2006年にコーヒービジネスを始め熱意をもってコーヒーづくりに取り組んできました。今ではコロンビアのアナエロビックの第一人者と呼ばれています。現在はポストハーベストでの味づくりを徹底的に研究し、嫌気性発酵や独特の乾燥方法を用いて新たなフレーバーを創り上げ、年々その名を世界に拡げています。