プロのための焙煎スクール

プロのための焙煎スクール

↑高攪拌&高風量のモンスターマシン。ギーセンW1Aをそのまま小型化したような改造ディスカバリーです。

講師はCQIアラビカ&ロブスタ両Qグレーダー、SCAエボルブドQグレーダー、CQIプロセッシングジェネラリストライセンスを持ち、ロースターメカニックです。焙煎を理論的かつ豆や水の自然科学的側面、機械工学的側面から物理的にもわかりやすく教える日本で唯一の教室です。

焙煎理論実証として2025年から焙煎大会にも積極的にエントリー始めました。2025年のギーセンジャパン主催焙煎大会「Giesen Roast Rumble 2025」で全国からのギーセン使いの中で準優勝、同時期株式会社セラード珈琲主催焙煎大会2025年トーハ・ド・ジャポン全国60名のエントリーの中から決勝進出という実績を出し始めています。

*この講座は「焙煎教室」受講者限定です。

──水・カッピング・排気設計をつなぐ、サンプルローストの本質へ

「焙煎」に悩んでいませんか?

焙煎の再現性、カッピングの安定、抽出時の味のズレ——。
それらの多くは、「水・香味評価・焙煎設計・データ分析」が切り離されていることが原因です。これらは全て同列に理解していなければ焙煎は成り立ちませんしわからないままに焙煎していれば一生気づくことはないでしょう。水や抽出を理解した上でまずはサンプルローストができるようになれば全ての焙煎に応用が効くのです。サンプルローストという言葉は聞いたことはあるもののどうやったら焙煎に繋げることができるのか?そんな疑問も全て解決すると思います。
GIESEN W1A
この焙煎スクールでは、サンプルロースターフジローヤル・ディスカバリーギーセンW1Aを使用し、焙煎と抽出をつなぐための3つの軸

  1. 水の理解
  2. カッピング技術
  3. サンプルロースト〜焙煎技術

に分けて体系的かつ効率的に学びます。最初に当店の「水の教室」を受けるところから始めます。水がわからない人に焙煎を理解することは難しいと判断したからです。

すべての焙煎は記録と再現、理論の上に成り立ちます。
アルチザン
Artisanでのプロファイル設計・トラッキングも丁寧に指導し、記録に基づいた判断ができるロースターを目指します。

🔥プロフェッショナルのための理論的焙煎:ディスカバリーでの焙煎・水・カッピング講座

フジローヤル・ディスカバリー × 水 × カッピング
東京・阿佐ヶ谷|プライベートレッスン(定員1名)

ディスカバリー

“サンプルローストが変わる。見えていなかった味の要因が、ここで繋がる。”

高度な焙煎技術を求めるプロのための、3種一体講座。ディスカバリー焙煎を中心に、水の科学的理解・フレーバーの評価基準・熱と反応の設計力を徹底的に鍛えます。小さなディスカバリーですが構造は大きな釜と一緒。この焙煎機で徹底的に焙煎方法を学べばフジローヤルの大型の上位機種、そして釜や風量可変型のギーセンや最近人気のベスカなど全てのドラム式焙煎機が自在に操れるようになります。

テイスティング

🔷 第1ステップ:水の教室(焙煎・抽出の起点)

「焙煎の前に、水を知らなければ抽出は始まらない」

水は抽出を左右する最大の要素であり、同時に焙煎設計にも関わってきます。本講座では、硬度・pH・TDS・主要ミネラルの基本と、焙煎度・抽出温度との関係を学びます。使用するのは実際の浄水とリアルな抽出シナリオです。意外なことに日本は水に全く無頓着な人ばかりです。当たり前に美味しい水が手に入る環境からでしょうけど海外のブリュワーズ大会優勝者は全て水にこだわっています。日本の水組成では特に上質な珈琲ほどその成分を最大限に活かすことが難しいでしょう。水を自在に操れるザグリ珈琲だけができる水のスペシャル講座です。
豆温度
コースではこの水の講座を2回に分け、実際にブリュワーズ選手権世界各国での大会優勝者がどんな豆にどんな水を使っているかというところまで踏み込みます。このデータは実際にザグリ珈琲で解析した組成分析ですので機密情報です。外部に漏らしたり公開することはできませんので始めに守秘義務契約を結んでいただきます。

水の科学
この7回コース受講者には普段から珈琲抽出の最新科学を意識できるように珈琲に関わる化学物質を解説したアプリを共有します。

焙煎したコーヒーを複数の水で抽出し、味の変化を舌で体験します。水に対する理解を持たないまま、珈琲を語るのはもうやめにしませんか?それはタイヤのないクルマで運転を語るようなものです。焙煎と抽出は化学に基づいた学問と実験の場で実際に人の口に入る飲みものです。化科学の基本は元素、そして地球上で最もシンプルかつ難解なのが水なのです。水の基本を理解すればコーヒーに限らず醸造や料理、身の回りの生活環境などへも応用できるようになります。

元素周期表
カチオン

🔷 第2ステップ:カッピングとフレーバー評価教室

「フレーバーは“訓練”で感じ取れる」

焙煎の良し悪しを判断できるかは、カッピングの技術にかかっています
第2回では、Qグレーダーによる国際的なカッピング手法に基づき、カップ評価の方法・香味の分類・基本的なフレーバー語彙の習得を行います。

また、複数の焙煎プロファイルで焼いた同じ豆をカッピングし、焙煎によるフレーバー変化を体感。
単に「酸っぱい・苦い」では終わらせない、「構造としての風味」を読み解く力を養います。
珈琲のフレーバー

🔷 第3ステップ:ディスカバリーによる焙煎習得

「可変排気・可変回転のディスカバリーで“狙う”サンプルロースト」

焙煎編は、複数日に分けました。とてもではありませんが焙煎は1日や2日では身につくものではありません。そんな簡単にできるなら苦労はしません。焙煎は完全にロジックとケミカル、そしてサイエンスです。これまでの焙煎常識やよそで習ったことは一旦忘れてまっさらな状態で臨んでください。

深煎り編と浅煎り編に明確に分岐しています。豆の特性や精製に合わせた理論的な焙煎講座となります。
豆密度
講座では以下を中心に学びます:

  • 豆の理解
  • 投入温度とフェイズごとの焙煎
  • サンプルローストにおける「可変排気・可変回転」の使い方
  • 1ハゼの前後での熱量コントロールと水分反応の設計
  • 複数のローストパターンによるカッピング比較
  • アルチザン操作
  • 手書き焙煎記録のつけ方
  • ギーセンオートマチック焙煎


「再現できる焙煎」が、バイヤーやロースターに求められるプロの技術です。このローストの回で、確実にそれを自分の武器にしていただきます。

🌐 教室概要

  • 場所:東京都杉並区 阿佐ヶ谷駅 徒歩7分
  • 定員:プライベートレッスン
  • 所要時間:午前中の時間帯のみ各回 約3時間
  • 日程:個別調整

短期集中プロ向けレッスン

5回コース
対象:開業準備中、または開業してから焙煎で悩んでいる方
受講料:ASK(カッピング&フレーバー教室受講生限定)
開催時期:予約制

10回通うスクール

通学10回コース
半年以内に10回
対象:自家焙煎店開業予定~時間がなかなか取れない方
受講料: ASK(カッピング&フレーバー教室受講生限定)
開催時期:予約制

ギーセンプロファイラー

✅ お申し込み・お問い合わせ

  • 焙煎教室を受講時にご相談ください。

価格は非公開。「水の教室→カッピングフレーバー教室→焙煎教室」まで受講した方のみご案内します。

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